NORITZ 給湯器が故障(エラーコード290)
寒い冬の夜。
疲れた体をシャワーで温めていた時、事は起きました。
「あ〜、暖まるなぁ・・・・」
ん??
「つ、つめたーーい!」
お湯が水に変わってしまった。
え、なんでー??
給湯器のリモコンを見てみると、なにやら見たことのない290という文字が表示されている。
私の家の給湯器はNORITZ製なので、NORITZほホームページで調べてみると、なにやら中和器の故障、または排水管の凍結のエラーコードらしい。
【NORITZ 説明ページ】
https://noritz-faq.dga.jp/navi/faq_detail.html?id=2000091&category=&page=2000
ただ、そんなに気温も低くないし、見た感じ凍結も見受けられず。
と言う事は、中和器の故障の可能性高い?
中和器と初めて聞かれた方がほとんどだと思うので、簡単に説明すると、給湯器でガスで大量のお湯を沸かすと、酸性水が発生するのですが、その酸性水をそのまま敷地外に流すと環境汚染に繋がるので、酸性水を中和させなければならず、その役割を果たしてるのがこの、中和器になります。
ネットで調べてみたら、その中和器の中に入っている石灰石のような石ころが経年で汚れてきて、溜まりのような状況になり、エラーが出てるから、その石ころを洗えばいいよ〜と書かれていたので、自分も業者呼ぶのめんどくさいし、自前で解決しようと思ったんですが、なにやら中和器を取り出すのが、ワイヤーハーネスを外したり、時間かかりそう・・・・
それに、失敗して今日もお湯出ないと困るし・・・・という訳で、と思い切ってNORITZの正規修理店に連絡して来て頂きました。
状況を説明すると、やはり中和器の故障の可能性高いので、まず現物確認をすることに。
さっそく、野外の給湯器本体のカバーを外してもらい、中を覗いてみるとありました、中和器。
写真左中央の白い箱が中和器です。
ハーネスを外したり、水抜きしたり・・・・、ようやく抜けた中和器がこれ。
そして新品の中和器がこれ。
色の違い分かりますか?
新品は真っ白ですが、今まで使ってた古い方は茶色っぽい色がついて汚れてますよね?
修理の方に聞いたところ、だいたい8年くらいを過ぎると、中和器がこのように汚れで傷んできて、エラーが出始める様です。
新品に交換して確認すると、エラーが出なくなり、修理終了。
時間にして30分程でした。
ネットにあった、石を洗う方法を聞いてみると、絶対にやっちゃダメだそうです。
と言うのは、石を洗っても効果は戻らず、酸性水は完全に中和されないらしいです。(エラーは消えるかもですが)
そうなると、法令違反になるらしいです。
思ってるより重大な違反ですよね。
というのは、車の車検と同様、それぞれの給湯器に正規の状態の中和器がつけられた状態にたいして、国が環境基準をクリアーしてると承認を与えているのに、その中和器が国の基準に合致しなくなるのでダメだそうです。
エラーコード290が表示され、排水管の凍結じゃなかった場合、残念ですが、修理業者に頼んで、正規の中和器に交換しましょう。